アルパインスタイルは東京オートサロン2023にて、トヨタ『ライズ』をベースとしたオリジナルカスタマイズカー『Havana(ハバナ)』を出展した。
Havanaはその名の通り、キューバのアメ車カルチャーをリスペクトした一台だ。スクエアを基調としたボディ、クロームメッキグリル、ムーンクロームのホイール。60年代アメリカンの雰囲気を醸し出す車体に、カリブ海を彷彿とさせる淡いブルーのカラーリングや、リアに設けられた木目調のパネルが合わさり、独特の世界観を表現している。しかし、Havanaは「古き良きアメリカ」やキューバ・カーカルチャーの単なる再現ではなかった。
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注目したいのは、この車がライズをベースにしている点だ。取り回しやすいコンパクトな車体は、乗り手やロケーションを選ばない。カーエレクトロニクスには、アルパインの大画面ナビやディスプレイオーディオが用意され、最新の機器が内蔵された。アメリカンクラシックの魅力を融合させながら、アクセシビリティを高めたハバナは、その総体で新たなカスタムカーのスタイルを提起する。
「ガワだけ」再現とは一線を画すカスタマイズが魅力だ。想定価格は400万円から。初年度は年間100台の生産・販売を計画しており、アルパインスタイル全国6店舗で春より順次販売を開始する。