トヨタ ヤリス 新型、欧州カーオブザイヤー2021受賞…初代以来21年ぶり

トヨタ・ヤリス・ハイブリッド 新型(欧州仕様)
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欧州カーオブザイヤー主催団体は3月1日、「欧州カーオブザイヤー2021」(Car of The Year 2021)を、新型トヨタ『ヤリス』に授与すると発表した。

欧州カーオブザイヤーは、今年で34回を数える。欧州の20か国以上、約60名のジャーナリストが、欧州市場で2020年に発売された新型車の中から、ベストな1台を選出する。条件は、欧州の5か国以上で販売されているモデルであること。

欧州カーオブザイヤー2021の結果は以下の通り。

1. トヨタ・ヤリス(266点)
2. フィアット500(240点)
3. クプラ・フォーメンター(239点)
4. フォルクスワーゲンID.3(224点)
5. シュコダ・オクタビア(199点)
6. ランドローバー・ディフェンダー(164点)
7. シトロエンC4(143点)

トヨタの新型ヤリスが、欧州カーオブザイヤー2021に輝いた。2位のEV化されたフィアット『500』新型に、26点の差をつけての受賞となった。2000年に初代ヤリス(日本名:『ヴィッツ』に相当)が欧州カーオブザイヤーに選出されており、今回が21年ぶり、2度目の欧州カーオブザイヤー受賞となった。

新型ヤリスには、重量、パッケージ、効率を最適化した第4世代のハイブリッドシステムを搭載する。欧州では、ハイブリッドが主力に位置付けられ、日本仕様に設定される1.5リットルと1.0リットルの3気筒ガソリンエンジン搭載車は、一部市場のみに投入されている。

ある審査員は、「従来のヤリスは信頼性が高く燃費は良いが、退屈なコンパクトカーだった。新型ヤリスは運転するのが楽しく、乗り心地が良く、それでいて燃費と信頼性も高い」と評価した。

なお、欧州カーオブザイヤー主催団体は、スポーティな『GRヤリス』も審査員の注目を集め、新型ヤリスのイメージを向上させるのに貢献した、としている。

《森脇稔》

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