コロナ禍で鈴鹿を走れなかった高校生たちのソーラーカー、トヨタディーラーでお披露目 11月27日から

三重県立伊賀白鳳高校エコカー部が製作したソーラーカー
  • 三重県立伊賀白鳳高校エコカー部が製作したソーラーカー
  • ソーラーカーレース鈴鹿 2017年大会で表彰台(2位)獲得

コロナ禍の影響で、鈴鹿の晴れ舞台を走ることができなかった高校生たちのソーラーカーが、三重県名張市のトヨタディーラー「トヨタウン名張店」で11月27日より展示される。

展示されるのは三重県立伊賀白鳳高校エコカー部(チーム名:未来Factory)が製作した競技用ソーラーカーだ。同校エコカー部では、ソーラーカーをはじめ、様々なエコカーを製作しており、その成果発表の場として、各種大会やイベントに参加してきた。中でも毎年8月に鈴鹿サーキットで開催される「FIA Electric & New Energy Championship ソーラーカーレース鈴鹿」には、同校の前身である上野工業高校時代から24年連続で出場。2017年大会では、初めての表彰台(2位)も獲得した。

しかし、今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、ソーラーカーレース鈴鹿をはじめ、これまで参加してきた大会がすべて中止となった。多くの運動部では、この夏、高校総合体育大会の代替大会が行われたが、エコカー部の生徒たちは、これまでの成果を発表する場がなくなったままとなっていた。

同校では、これまで一生懸命、生徒が製作・整備してきたソーラーカーを地域の人に見てもらう機会を設けて、なんとか彼らの努力を伝えたいと、地元にオープンしたばかりの大型トヨタディーラー「トヨタウン名張店」に展示を依頼。快諾を得て、ショールームでの展示が決定した。

高校生が製作したソーラーカーは、企画展「世界一のエコカーをめざせ!伊賀白鳳高校の挑戦」として2021年1月末日まで展示される予定だ。

《纐纈敏也@DAYS》

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