『成田エクスプレス』は衝撃の1%…ほとんどが昨年の1割以下に落ち込んだJR各社のGW利用実績

5月1日から日中の列車を運休し、1日あたりの運行本数を7割程度削減している『成田エクスプレス』。2019年は22万人だったGW期間中の利用者は、わずか0.3万人に留まる惨状に。JR東日本では次いで『踊り子』などの伊豆特急が2%に留まった。
  • 5月1日から日中の列車を運休し、1日あたりの運行本数を7割程度削減している『成田エクスプレス』。2019年は22万人だったGW期間中の利用者は、わずか0.3万人に留まる惨状に。JR東日本では次いで『踊り子』などの伊豆特急が2%に留まった。
  • 4月17日、東京都心と成田空港とを結ぶJR成田エクスプレス車内
  • 瀬戸大橋線と予讃線、土讃線、高徳線の利用者数がかろうじて対前年比10%となったJR四国。写真は瀬戸大橋線の快速『マリンライナー』。

JR旅客6社は5月7日、ゴールデンウィーク(GW)期間中の利用状況を明らかにした。

各社の発表によると、4月24日から5月6日まで新型コロナウイルスの感染拡大を受けた減便を実施した影響で、対前年比で歴史的とも言える利用者減を記録した。

優等列車の利用者数(上下合計の対前年比)を見ると、JR北海道が7%(北海道新幹線と室蘭本線東室蘭~苫小牧、函館本線札幌~岩見沢、石勝線南千歳~トマムの合計)、JR東日本が5%(主要16線区合計)、JR東海が6%、JR西日本が3~5%(北陸新幹線3%、山陽新幹線と在来線5%)、JR四国が10%(瀬戸大橋線と予讃・土讃・高徳線の合計)、JR九州が5.9%(九州新幹線博多~熊本、長崎本線鳥栖~肥前山口、日豊本線小倉~行橋の合計)となっており、JR四国を除いて軒並み前年の1割にも満たない事態となった。

このうち、5月1日から7割の列車が運休しているJR東日本の『成田エクスプレス』は、1%という衝撃的な数字を記録しており、期間中の利用者は0.3万人に留まった。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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