BMW i8 に「スピードスター」…フォーミュラEのセーフティカーに

フロントウインドスクリーンを低くした専用のスピードスターボディ

フォーミュラEの観客に配慮して上から見たルックスを重視

PHVシステム全体で最大出力374hp

BMW i8 ロードスター がベースのフォーミュラEセーフティカー
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BMWグループは2月15日、「フォーミュラE」のセーフティカーとして、『i8ロードスター』(BMW i8 Roadster)の最新ワンオフモデルを発表した。

i8ロードスターは、BMWグループのサステイナブルブランド、「i」のプラグインハイブリッド(PHV)スポーツカーだ。市販モデルのi8ロードスターは、オープンエアドライビングが楽しめる電動開閉式ソフトトップを採用した2シーターモデルで、『i8クーペ』同様、フレームレスのシザードアを採用。ルーフの格納スペースを工夫することにより、格納エリア下におよそ100リットルの収納スペースを確保している。

フロントウインドスクリーンを低くした専用のスピードスターボディ

このi8ロードスターのワンオフモデルが、世界最高峰のEVレース、フォーミュラEの新たなセーフティカーとして起用される。ハイライトは、フロントのウインドスクリーンを低くしたスピードスターボディだ。ウインドスクリーンは、シートのヘッドレストとほぼ同じ高さまで低くし、スポーティさをさらに高める演出を施した。シート後方には、万一の横転時の安全性を確保するFIA(国際自動車連盟)承認の大型ロールオーバーバーが装備されている。

サーキットでの使用に対応して、エアロダイナミクス性能も追求した。リアには、高速走行時のダウンフォースを高める大型リアウイングを装着。フロントには、専用デザインのリップスポイラーを追加した。ブレーキは、Mカーボンセラミックで強化されている。

セーフティカー必要な通信アンテナやGPSアンテナなども装備。コックピットには、大規模な通信システムとリアビューカメラが備わる。

フォーミュラEの観客に配慮して上から見たルックスを重視

BMW は、「ABB FIAフォーミュラEオフィシャルビークルパートナー」契約を延長し、シーズン6レース以降も、フォーミュラEにBMWの電動車両を供給する。 また、BMW i8のセーフティカーは、シーズン4レース以降、新しいデザインを採用する。

最新のセーフティカーは、デカール類などのデザインを一新。上から見た時のルックスも重視している。これは、フォーミュラEの観客の多くが、高い位置の座席からレースを観戦していることへの配慮という。

レースカーと同様に、ドライバーの周囲全体を覆うように配された無反射のマットブラックコックピットは、大きな特徴となる。また、フラッシュライトは、ロールオーバーバーに組み込まれるようになった。

PHVシステム全体で最大出力374hp

PHVパワートレインは、後輪を駆動する1.5リットル直列3気筒ガソリンターボエンジンが、最大出力231hp、最大トルク32.6kgmを発生する。前輪を駆動するモーターは最大出力143hpを引き出す。エンジンとモーターを合わせたシステム全体で、最大出力374hpを獲得する。

エンジンとモーターがフル稼働した状態では、0~100km/h加速4.4秒、最高速250km/h(リミッター)のパフォーマンスを持つ。二次電池のリチウムイオンバッテリーは、蓄電容量が11.6kWhだ。EVモードでは、最大55kmをゼロエミッション走行できる。EVモードの最高速は120km/hだ。

基本骨格には、カーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)を採用する。ボディ剛性と乗員保護性能に優れているCFRPは高い強度を誇りながら、スチールより50%、アルミより30%軽量という長所がある。この軽量化と低重心化は、運動性能にも大きく貢献しており、50対50という理想的な前後重量配分を実現している。

《森脇稔》

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