55 TFSI e クワトロの新世代のPHVパワートレインは、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TFSI」エンジン(最大出力252ps、最大トルク37.7kgm)に、モーター(最大出力143ps、最大トルク35.7kgm)を組み合わせる。エンジンとモーターを合わせたシステム全体でのパワーは367ps、トルクは51kgmを獲得する。4輪を駆動する4WDの「クワトロ」となり、強力なPHVパワートレインは、0~100km/h加速5.6秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。
55 TFSI e クワトロには、3種類の走行モードを採用する。「EV」、「ホールド」、「ハイブリッド」だ。モードボタンで、ドライバーはこれら3つの基本設定から選択し、電動ドライブの優先などのモードが選べる。ハイブリッドモードでは、PHVシステムが最大限の効率を得るために、電気モーターとエンジンのバランスを追求する。ホールドモードでは、現在のバッテリーの充電状態が維持されるようにする。エンジンを停止させた状態で、一定時間コースティング(惰性走行)することもできる。