BMWのPHVスポーツカー『i8』、2020年春に生産終了へ…最終限定車を発表

2014年の発売から6年の歴史に幕

最終限定車は世界限定200台

専用の内外装

BMW i8 の最終限定車のアルティメット・ソフィスト・エディション
  • BMW i8 の最終限定車のアルティメット・ソフィスト・エディション
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BMWグループは9月2日、プラグインハイブリッド(PHV)スポーツカーの『i8クーペ』(BMW i8 Coupe)、『i8ロードスター』(BMW i8 Roadster)の生産を2020年4月に終了すると発表した。

2014年の発売から6年の歴史に幕

『i8』はBMWグループのサステイナブルブランド、「i」のPHVスポーツカーとして、2014年に発売された。当初はクーペボディのみだったが、後にロードスターが追加され、iブランドは『i3』を含めて、3車種にラインナップを拡大した。

i8のPHVパワートレインは、前輪をモーター、後輪をエンジンで駆動する。エンジンは1.5リットル直列3気筒ガソリンターボで、最大出力231hp、最大トルク32.6kgmを発生する。モーターは最大出力143hpで、エンジンとモーターを合わせたPHVシステム全体で、最大出力374hpを引き出す。

モーターとエンジンがフル稼働した状態では、i8クーペの場合、0~100km/h加速4.4秒、最高速250km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを発揮する。二次電池は、蓄電容量11.6kWhのリチウムイオンバッテリーだ。EVモードでは最大55kmをゼロエミッション走行できる。この効果もあって、i8クーペの場合、欧州複合モード燃費55.5km/リットル、CO2排出量42g/kmの優れた環境性能を実現している。

最終限定車は世界限定200台

BMWグループは、このi8クーペとi8ロードスターの生産を、2020年4月に終了する予定だ。最終限定モデルとして、「アルティメット・ソフィスト・エディション」(Ultimate Sophisto Edition)を世界限定200台発売する。

専用の内外装

外観は、ソフィストグレー・ブリリアントエフェクトと呼ばれる特別なボディカラーで塗装された。このボディカラーには、フロントグリル、サイドスカート、リアバンパーに、「E-Copper」と呼ばれる専用のアクセントが配される。専用のスポークデザインの20インチアルミホイールで足元を引き締めた。このアルミホイールは、ブラックとE-Copperの2色仕上げとなる。

アルティメット・ソフィスト・エディションでは、クリアガラスのテールライトが、i8シリーズで初採用された。 i8ロードスターのアルティメット・ソフィスト・エディションには、Cピラーのトリムエレメントやハイグロスブラックのテールゲートインレイなどに、シャドウラインが追加されている。クーペとロードスターともに、ブレーキキャリパーはハイグロスブラックで塗装され、ブルーのディテールとBMW iバッジが添えられる。

アルティメット・ソフィスト・エディションのエンブレムと、室内のドアシルプレートには「1 of 200」のシリアルナンバープレートが装着される。専用ボディカラーに合わせて、インテリアは ブラック&E-Copperの「Accaro」内装でコーディネートした。装備は充実しており、BMWヘッドアップディスプレイ、ライトパッケージ、Harman Kardon製ハイファイスピーカーシステム、セラミック加工コントロールスイッチが採用される。i8クーペには、アンスラサイトのヘッドライナーが装備された。また、クーペとロードスターには、それぞれエクステンディットストレージとトラベルパッケージが付属している。

BMWグループは、2014年に発売されて以来、世界で最も成功しているPHVスポーツカーを、アルティメット・ソフィスト・エディションが最終ストレートにエスコートする、としている。

《森脇稔》

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