当然、音質的にはフロント/リア/センターのすべてを交換する「LQC-MB205」がもっとも望ましいのだが、たとえばCクラスの「ローレウスエディション」や2018年夏以降の後期型といった純正「Mercedes me connect」対応車では、純正センタースピーカーを取り外すと一部機能に支障が出てしまう。そこで、センター以外を交換する「LQ-MB205」も用意されているというわけだ。さらに、リアスピーカーは純正を使ってフロント(+センター)のみを交換する「LFC-MB205」「LF-MB205」も、費用対効果を考えれば賢いチョイスと言える。
一方、純正のウーファーユニット(前席足元)はそのまま利用することになるのだが、ストックの状態ではフルレンジで鳴っているため、ここから低音以外の余計な音が出てモヤモヤしたサウンドになってしまうという問題があった。そこで「BE-FIT AM for Mercedes-Benz」では、このウーファーユニットへ行く音声のうちの中音以上をカットして余計な音が出ないようにする専用のローパスフィルターを加えてこれを解決。「BE-FIT AM」のミッドレンジとのつながりの良さも引き出し、中低域のまとまりも大幅にアップしている。
純正オーディオ(特に前期型)の評判が必ずしもよろしくない205系Cクラスの音をもっと良くしたいと感じているオーナーは多いことだろう。しかし、下手にオーディオを交換して愛車の価値が下がってしまっては困るし、車格を考えれば、誰もが一流と認めるブランド品だけを選びたいと願うのは当然だ。ハイエンドオーディオを知り尽くしたBEWITHが手掛ける「BE-FIT AM for Mercedes-Benz」なら、そういう人たちの厳しいニーズにも余裕をもって応えられるに違いない。《土田康弘》