鈴鹿8耐4連覇が見えた!? ヤマハチーム&中須賀が強い理由とは

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鈴鹿8耐3連覇中のYAMAHA FACTORY RACING TEAM。4連覇に向け中須賀選手(中央)の意気込みも十分だ
  • 鈴鹿8耐3連覇中のYAMAHA FACTORY RACING TEAM。4連覇に向け中須賀選手(中央)の意気込みも十分だ
  • YAMAHA FACTORY RACING TEAMのマシン「YZF-R1」はデビュー20周年を記念し、初代カラーを採用
  • YAMAHA FACTORY RACING TEAM 吉川和多留監督
  • YAMAHA FACTORY RACING TEAM
2018年“コカ・コーラ”鈴鹿8耐の開催までカウントダウンに入った。一般公開されたテストは7月5-6日と7月10-12日の計5日間だが、5-6日のテストは雨に祟られてしまった。だが、7月10-12日の3日間は鈴鹿8耐本番を思わせる暑さと高湿度となり、各チームとも充実したテストとなったようだ。

では、鈴鹿8耐を制するためにまず何が重要かを考えると、ズバリ事前テストであり、出場するライダーがすべて揃ってのマシン開発だ。そして今年、それがしっかりと実施できたのが鈴鹿8耐3連覇中のYAMAHA FACTORY RACING TEAMだ。

昨年、全日本JSB1000のシリーズ前半で不調だった中須賀克行も今年は完全復活。JSB1000での好調を鈴鹿8耐へつなげている。そしてパートナーのアレックス・ローズ、マイケル・ファン・デル・マークも主戦場のスーパーバイク世界選手権で優勝を遂げるなど調子は右肩上がり。チームを率いる吉川和多留監督は「彼らを自由に走らせると、どこまでもタイムを上げていきそうなほど好調です。しかし耐久レースなので一発の速さは必要ない。チームサイドで手綱を締めることが必要になりそう」と、うれしい悲鳴だ。

エースの中須賀は「今年もアレックスとマイケルが来てくれた。本当に頼もしいパートナーだよ。この2人とまた鈴鹿8耐を戦えることはうれしいし、楽しみだね」と語る。そしてローズは「今年はスーパーバイク世界選手権で優勝しているし、僕自身の調子も上がっている。昨年よりもさらにパワーアップした戦いができる」と語れば、ファン・デル・マークも「しっかりと準備を整えることができたし、あとはチームの作戦通りに僕たちががんばるだけ」と心強い。

今年のYAMAHA FACTORY RACING TEAMとそのライダー中須賀には4連覇がかかり、中須賀の4連覇は単独最多連覇記録の樹立となる。また、ファン・デル・マークも通算4勝目がかかり、これは中須賀とともに最多優勝記録で2位タイとなる。さらにヤマハ「YZF-R1」はデビュー20周年のアニバーサリーだ。

「いろいろな記録がかかり、そして節目となるレースだけれど、こうしたことに気を取られると足下をすくわれかねない。だから、しっかりと優勝だけを目指して戦います」と中須賀。このチームの強さは、3人のライダーがお互いをリスペクトした上でとても仲が良く、さらに3人のアベレージタイムが他チームに比較してずば抜けて速いこと。しかもマシンは新型化から4年目を迎えて細部にまで熟成が図られており信頼性も高く、こうしたことからYAMAHA FACTORY RACING TEAMの4連覇への障害、それはもはや不可抗力以外にないと思わせるほどこのチームの総合力は高いのである。
《佐久間光政》

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