《聞き手 三浦和也 佐藤耕一》
---:日産の取り組みとして、「インテリジェントモビリティ」というキーワードがありますが、何を意味しているのでしょうか。
村松:インテリジェントモビリティの中には3つの構成要素があります。インテリジェントパワー、インテリジェントドライビング、インテリジェントインテグレーションです。ドライビング(車)とソサイエティ(社会)という要素を繋ぐこの大きな輪がインテリジェントインテグレーション(通信)です。これがコネクティッドという世界観です。
---:自動運転においてコネクテッドがどういう役割を果たすか、どのように考えますか。
村松:まず自律で自動運転ができるということが大前提であります。それに通信が繋がるとさらに良くなるというのが基本の考えです。もう一つ、品質や性能をよりよくする方策として通信を使う。今の『セレナ』はナビ地図を活用していますが、将来の自動運転では高精度地図を使った方法が考えられます。
地図のデータを使って車を制御するためには、地図が常に最新である必要があります。そうすると定期的なアップデートが必要となるので、通信で行うことをコンセプトとして考えています。OTA (On The Air update)で機能をアップデートするということも、やはり同様にコネクティッドです。まだそれを実現しているわけではないですが、将来的に求められてくると思います。
次に、自律の先にある協調です。車車間通信や路車間通信を活用した車両制御。まずは警報からだと思いますが、それも一つのコネクティッドだと思います。
______________
自動車のイノベーションとITが通信によって融合したとき、モビリティはどのように変革するのか。自動車メーカーと通信キャリアのキーパーソンが一堂に会し、いつ・何が・どのように実現されるのかを議論するセミナーが開催予定です。詳しくはこちらをご覧ください。
______________
続きはメルマガでお読みください。9月8日16時に配信予定です。
メルマガ登録はこちら
登録済の方はそのままお待ち下さい。
