740eの4気筒は、『3シリーズ』などに搭載されているのと基本的に同じ2リットル258psのツインパワーターボユニット。これに8速ATに内蔵されたモーターを組み合わせ、システム総出力は326ps、総トルクは500Nmに達する。BMWのハイブリッドシステムは、最初にバッテリーが持つ電気を使い、その後にエンジンが回ってアシストするタイプで、それはPHEVになっても変わらないようで、Auto e Driveというデフォルトの走行モードにした場合、やはり最初に電気を使って走るようにできているようだった。電気のみで走りたい場合は、Max e Driveというモードを選択すれば、9.2kWhのリチウムイオンバッテリーから供給される電気で、最大42kmのゼロエミッションドライブが出来る。そして Battery Controlモードを使えば、エンジンがジェネレーターの代わりをしてバッテリーに充電をする。充電量はドライバーが最大100%まで任意に設定できる。