JR旅客6社の経営状況…東日本・東海・西日本の当期利益は過去最高

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JR旅客6社の経営状況
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東京商工リサーチは、JR九州が上場したことからJR旅客6社の経営状況を検証した。

6社の単体業績をみると、JR東日本とJR東海は、そろって2016年3月期に国鉄民営化後で過去最高の売上高と当期純利益を計上、JR西日本も過去最高の当期純利益を計上した。

JR九州の2016年3月期の決算は、上場に向けた固定資産の減損処理などで大幅赤字を計上したものの、売上高は過去最高だった。

6社の本業である鉄道事業の営業利益は上場3社が黒字だったのに対して、3島会社はそろって赤字だった。JR九州は赤字幅が年々縮小しているものの、2016年3月期で115億円の大幅赤字を計上した。3島会社では赤字幅が年々拡大しているJR北海道に次いで赤字額が大きかった。

単体の売上高に占める関連事業(非鉄道事業)の比率は、3島会社が上場3社より高くなっている。特に、JR九州は年々上昇し2016年3月期の構成比19.8%と飛び抜けて高く、同事業の売上高はJR東海、JR西日本を上回っている。グループ連結ではさらに上昇し、関連事業の売上比率は約6割に達している。これはJR九州がJR旅客6社の中で、いち早く脱「鉄道事業」に乗り出し、本業の赤字をカバーしているためだ。

全国の主要鉄道会社22社をみると、2015年度業績ではJR東日本が売上高トップで、JR3社がトップ3を独占している。

JR九州は売上高で6位。前年との比較が可能な21社では増収率が7.1%のJR西日本、阪急電鉄に次いで3位になっている。自己資本比率はJR北海道の68.7%、JR四国の57.3%に次いで高い。
《レスポンス編集部》

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