空飛ぶクルマの「SkyDrive」、JR東日本やJR九州など11社が新たに出資

SkyDriveの空飛ぶクルマ
  • SkyDriveの空飛ぶクルマ
  • 「SkyDrive」にJR東日本やJR九州など11社が新たに出資
  • 2025年2月にJR東日本とSkyDriveが発表した岩手県での運航エリアイメージ
  • 2025年2月にJR九州とSkyDriveが発表した大分県内の「空飛ぶクルマ」運航イメージ

空飛ぶクルマの開発を手がけるSkyDriveは、三菱UFJ銀行をリード投資役として、JR東日本やJR九州をはじめとする11社を引受先とした第三者割当増資により、プレシリーズDラウンドにおいて総額83億円の資金調達を実施したと発表した。これにより、これまでの累計資金調達額は430億円超となった。

今回の資金調達では、新規引受先としてJR九州、JR東日本、ユニバンスが参画。既存引受先として伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、大林組、関西電力、スズキ、SuMi TRUSTイノベーション投資事業有限責任組合、豊田鉃工、日本発条、三菱UFJ銀行が継続出資した。

SkyDriveは2018年に設立し、「日常の移動に空を活用する」未来を実現すべく、空飛ぶクルマの開発を行っている。空飛ぶクルマの商用化に向けて不可欠な型式証明取得に向けた活動を進めており、2025年2月には同社の空飛ぶクルマ固有の耐空性および環境基準の詳細が記載された型式証明の適用基準が国土交通省航空局より発行された。


《森脇稔》

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