序盤から転倒するバイクが相次ぎ、優勝候補の一角と目されていたNo.5 F.C.C. TSR Hondaが7周目に転倒。マシン修復を行いレースに復帰したが、優勝争いから脱落してしまった。そんな中、No.21ヤマハはNo.17 Team KAGAYAMAとの一騎打ちへ。しばらくは中須賀も様子を伺っていたが、18周目のシケインでトップに浮上。すると、そこからは完全に彼らのペースとなった。
8時間セーフティカーが出ないガチンコ勝負の中で、3位以下は全車周回遅れ。2位に入ったNo.87 Team GREENにも2分17秒差をつけるという圧勝。以前はホンダが5連覇を果たしていたが、昨年と今年でヤマハが2連覇を記録。これからも勢いが止まることはなさそうで、鈴鹿8耐での「ヤマハ黄金時代」到来を告げるようなフィナーレとなった。
《吉田 知弘》