ホンダは9月3日、『N-BOX』などの点火コイルに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、『N-BOX』『N-BOXカスタム』『N-BOX+』『N-BOX+カスタム』『ヴェゼル』『N-WGN』『N-WGNカスタム』『フィット』『N-ONE』9車種で、2013年7月12日~2014年8月26日に製造された計25万4317台。
点火コイル内部の電気ノイズを除去する雑防抵抗の構造が不適切なため、点火時の通電によるアーク放電により、当該抵抗端末部が断線するものがある。そのため、点火コイルの出力が不足してエンジン不調となり、エンジン警告灯が点灯。エンジンが停止するおそれがある。
改善措置として、全車両、点火コイルを対策品と交換するとともに、一部車両については点火プラグを新品と交換する。
不具合は456件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。