トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は11月3日、10月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は18万0580台。前年同月比は6.9%増と、8か月連続で前年実績を上回った。
トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラー乗用車の『カムリ』が、改良新型の2015年モデル発売により、3万3164台を販売。前年同月比は13.8%増と、3か月ぶりに回復した。2013年に新型を投入した『カローラ』も、5.6%増の2万4959台と、2か月ぶりに増加。一方、『プリウス』は、13.5%減の1万3511台と、5か月連続で減少する。
トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力の『RAV4』が、前年同月比22.4%増の2万1524台。中型SUVの『ハイランダー』は、29.9%増の1万2106台と2か月連続で増加。大型ピックアップトラックの『タンドラ』は、3.9%減の9525台と、2か月連続で減少した。
レクサスブランドでは、SUVの『RX』が、前年同月比1%増の8057台と、微増ながら2か月ぶりに増加。『IS』は、5.6%増の3771台と、好調を維持する。『GS』は1365台を売り上げ、前年同月比は5.6%増と4か月連続のプラス。大幅改良を受けた『CT』は、37.5%増の1158台と6か月連続で増加する。
トヨタ自動車の2014年1-10月米国新車販売は、前年同期比5.8%増の197万5368台。米国トヨタ販売のビル・フェイ副社長は、「10月の新車販売は過去10年で最高。とくに、燃費向上とガソリン価格の低下を受けて、SUVが売れた」と語っている。