スズキは30日、2015年より「MotoGP(FIMロードレース世界選手権)」に復帰することを発表した。それに先立ち、2014年シーズンの最終戦「バレンシアGP」にワイルドカードで出場する。
同社は2012年よりMotoGPへの参戦を休止していたが車両開発は継続。2015年からの出場を通じ、技術などをフィードバックする事で、より魅力的な商品開発やブランドイメージの向上をはかる。
2015年のチーム・スズキ・モトGPのライダーは、現MotoGPクラス出場中のアレイシ・エスパルガロ選手と、同じくMoto2クラスのマーベリック・ビニャーレス選手。チームマネージャーには、現テストチームのダビデ・ブリビオ マネージャーがそのまま就任する。
MotoGPクラスに参戦するマシンは、専用に開発された『GSX-RR』。車両重量はFIMレギューレションに基づいた160kgで、搭載する1000cc水冷4サイクル直列4機等エンジンは最高230ps以上を発揮する。
スズキはこのマシンを「市販車両のGSX-Rで長年培った素直な操作性が発揮できる戦闘力の高いマシン」だとしている。