【新聞ウォッチ】揺らぐ日産ゴーン体制、”腹心”パーマー副社長も退任…英アストン・マーチンCEOに就任へ

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アンディ・パーマー氏(資料画像)
  • アンディ・パーマー氏(資料画像)
気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。


2014年9月3日付

●インドをトップセールス,モディ首相「企業進出へ環境作る」、講演に経営者ら2000人(読売・9面)

●NY円105円台に下落(読売・9面)

●特許、無条件で会社のもの、社員の発明、政府、方針固める(朝日・1面)

●幹事長に谷垣氏、きょう内閣改造、小渕氏は経産(毎日・1面)

●女性の意見参考、軽トラ全面改良、ダイハツ(毎日・7面)

●日産、パーマー副社長退任、英社CEOに、幹部の離脱相次ぐ(毎日・7面)

●サブプライム車で復活?米新車販売、8年ぶり高水準(日経・2面)

●中国販売2か月連続減、ホンダ・日産、年間目標苦しく、8月(日経・12面)

●次世代運転システム、目閉じたままだと停車、ルネサスが開発、身振りでエンジン操作(日経・12面)


ひとくちコメント

人事の話題がかまびすしいのは安倍内閣の改造人事ばかりではないようだ。日産自動車は、アンディ・パーマー副社長が退社し、後任に資本提携先の仏ルノーのフィリップ・クラン副社長を9月15日付で就任する首脳人事を発表した。

また、英高級自動車メーカーの名門、アストン・マーティンは日産を退任するパーマー氏の最高経営責任者(CEO)就任を発表している。

パーマー氏は2002年に日産の英現地法人から日産本体に入り、カルロス・ゴーン体制を支える”腹心”の一人だった。2013年11月の志賀俊之最高執行責任者(COO)の退任に伴う”組閣人事”で副社長に就任。グローバル販売・マーケティングや高級車ブランド「インフィニティ」などを統括し、ゴーン社長が出席しない国内の新車発表などでも代わりにスピーチをするなど、メディア関係者とも馴染みが深かった。

足掛15年という長期政権になるゴーン体制では、志賀氏が事実上更迭された以降、ルノーでCOOを務めたカルロス・タバレス氏が4月25日付で仏プジョー・シトロエン・グループ(PSA)のCEOに就任。インフィニティ責任者で専務執行役員だったヨハン・ダ・ネイシン氏も、8月1日付で米ゼネラル・モーターズ(GM)に移籍して上級副社長兼「キャデラック」部門の社長にヘッドハンティングされたばかり。

きょうの各紙も「ゴーン氏求心力低下か、日産副社長退任、相次ぐ幹部流出」(産経)や「日産、商品トップ退社へ、相次ぐ幹部流出痛手に」(日経)などと、大きく取り上げている。

パーマー氏の後任には日産でも経験が豊富なルノー副社長のフィリップ・クラン氏が横すべりする。ただ、忠誠心の強い生え抜き組には冷たいゴーン社長が、ぽっかりと空いた幹部の穴を埋めるため、今後は高額報酬をチラつかせて世界中からお気に入りの優秀な「プロ経営者」を引き抜けるかも興味深い。
《福田俊之》

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