ルノーグループ(Renault Group)は12月13日、保有する日産自動車の株式の一部、2億1100万株を日産自動車に売却した際の損失が、約10億ユーロ(約155億円)になると発表した。当初予想の15億ユーロの損失を下回るという。
日産自動車は12月12日、取締役会を開催し、自己株式の取得とその全数消却を決議した。この決定は、ルノーグループが信託会社に信託した日産自動車株式の一部売却を受けたものだ。
アライアンス(企業連合)を組む仏ルノーと日産自動車、それに三菱自動車の3社の経営トップがそろって、資本関係見直し後に初めての共同記者会見をパリで開き、南米やインドなど、今後市場の拡大が見込まれる地域での協業を深めていくことなどを確認したという。
ルノーグループと日産自動車は11月8日、両社の新たなアライアンス契約が発効し、従来のアライアンス関連の契約が置き換えられた、と発表した。これにより、ルノーグループと日産は、15%の株式を相互に保有することになった。
三菱自動車が、2024年3月期の中間決算発表を前に、懸案だった中国生産からの撤退と、仏自動車大手のルノーが設立する電気自動車(EV)の新会社「アンペア」に出資することを取締役会で決定し、正式に発表した。
三菱自動車は10月24日、ルノーグループが設立するEV&ソフトウエアの新会社「アンペア」への出資を決定した。
昭和の昔の歌謡曲には「3日おくれの便りをのせて……」という歌い出しのミリオンセラーもあったが、日産自動車と仏自動車大手ルノーとの資本関係見直しは、当初予定から4か月も遅れてようやく最終契約を結んだという。
日産自動車とルノーグループは7月26日、交渉を進めていた資本関係の対等化について、最終契約の締結を完了したと発表した。
日産自動車が、懸案となっていた仏自動車大手ルノーとの資本関係の対等化を巡り、ルノーと最終契約を結ぶ方針を決めたそうだ。
「内田社長、評判悪いよ」……。株価の低迷などで苛立つ株主からは、こんな罵声も飛び交った日産自動車の定時株主総会だったが、内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)らの取締役選任案など会社側が提案した2つの議案が承認された。
ルノーグループ(Renault Group)は2月9日、日産自動車の業績が、ルノーグループの2022年第4四半期(10~12月)の純利益にプラスの効果を与えるとの見通しを発表した。
擦った揉んだの末、日産自動車と仏自動車大手ルノーが、ようやく資本関係見直しに合意し、三菱自動車を含めた3社の経営トップが、ロンドンで開いた共同記者会見で正式発表したのは既報のとおり。一夜明けたきょうの各紙にもその関連の続報記事が満載だ。
日経平均株価は前日比8円18銭安の2万7685円47銭と小幅安。1ドル=132円台で円相場が弱含みで推移したことを受け、輸出関連株の一角に買いが入ったが、わずかに売りが優った。
日産自動車とルノーは2月6日、資本関係見直しで合意したと発表した。その会見で強調されたのは過去のわだかまりを清算して、新たなアライアンスのもと、将来に向けた一歩を踏み出そうというということだ。
「各社が強みを発揮し、モビリティの未来に対する共通の野心を加速できると確信している」---。日産自動車と仏自動車大手ルノーが資本関係見直しで正式合意。