JR各社、秋の臨時列車概要を発表…東海道新幹線は過去最多本数に

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JR旅客6社は秋の臨時列車の概要を発表。東海道新幹線は秋季としては過去最多の運転本数になる。
  • JR旅客6社は秋の臨時列車の概要を発表。東海道新幹線は秋季としては過去最多の運転本数になる。
  • 長野新幹線『あさま』に使用されているE7系(右)とE2系(左)。11月8日からはE7系による運転を現在より3往復増やし、1日21往復とする
  • 9月13日から運転を開始する『ハローキティ和歌山号』で使用される自己充電型バッテリー車。「ハローキティ」のラッピングが施される。
  • JR九州では臨時『にちりん』の一部で国鉄色の485系電車を使用する
JR旅客6社は8月22日、秋季(10月1日~11月30日)の臨時列車の概要を発表した。JR東海は東海道新幹線で秋季過去最多の本数を運転。JR東日本はSL列車『SLばんえつ物語』の客車を使った列車を各地で運転するなど、各社で多数の臨時列車が走る。

■JR東日本
期間中に新幹線888本、在来線1200本の計2088本を増発する。新幹線は新型車両E7系による長野新幹線『あさま』の臨時列車を期間中に231本運転。そのほか秋田新幹線『こまち』や、東北新幹線では一ノ関駅に停車する『はやて』を増発する。各地から首都圏へ向かう臨時列車も新幹線各線で増発する。

在来線では、観光キャンペーンなどに合わせた臨時列車を多数運転する。秋の山梨キャンペーン2014「My Premium 山梨 空に、大地に。」に合わせ、磐越西線のSL列車『SLばんえつ物語』の客車を使った『My Premium 山梨』を11月16日に中央本線で運転。『ばんえつ物語』の客車7両の両端にEF64形電気機関車を連結し、甲府~小淵沢間を往復する。『ばんえつ物語』客車による臨時列車はこのほかにも、秋田~大館間の『レトロおおだて号』や上越線のSL列車など各線で運転される。

SL列車は、上越線・信越線・両毛線でのC61形蒸気機関車、D51形蒸気機関車による運転をはじめ、C58形蒸気機関車牽引による花巻~釜石間の『SL銀河』を運転。10月18・19日には秋田~東能代間でC61形と旧型客車6両による『SLあきた路号』を運転する。10月5日には、高崎駅でC61形蒸気機関車が牽引する『SLググッとぐんまみなかみ』と、D51形蒸気機関車が牽引する『SLググッとぐんま碓氷』の同時発車を行う。また、甲府~水上・横川間を電気機関車とD51形でリレーする『EL&SLみなかみ』『EL&SL碓氷』も運転される。

このほか、『成田エクスプレス』の河口湖や横須賀への延長運転、八高線、水郡線ではそれぞれ全線開通80周年を記念した臨時列車の運転を行うなど、各線で多数の臨時列車が設定される。

■JR西日本
新幹線・在来線特急を合わせ計1138本の臨時列車を運転。新幹線は期間内に計900本を増発する。最も多いのは『のぞみ』で、三連休や週末を中心に758本を運転する。7月から運行を開始した、500系車内に「プラレール」のジオラマなどを設けた『プラレールカー』連結の『こだま』も引き続き運行される。

在来線特急は各線区で計238本を増発。来春で廃止となる大阪~札幌間の寝台特急『トワイライトエクスプレス』は計70本を運転する。このうち、11月28・30日の上り列車は、10月から始まる北海道新幹線の開業に向けた検査や試験の実施に伴い、札幌16時12分発~大阪16時53分着のダイヤに変更され、所要時間が24時間を超える。

このほか、「和歌山デスティネーションキャンペーン」の一環として、近畿車輛が開発した自己充電型バッテリー車2両編成に「ハローキティ」のラッピングを施した『ハローキティ和歌山号』を、紀勢本線(きのくに線)の新宮~串本間で運転する。

■JR東海
東海道新幹線は、定期列車と臨時列車を合わせて期間内に2万1820本を運転。秋季としては過去最多の本数で、朝夕や週末、三連休に多くの列車を設定する。在来線では、三重県の鈴鹿サーキットで10月に開催される「F1日本グランプリ」に合わせた臨時特急『鈴鹿グランプリ』を名古屋~鈴鹿サーキット稲生(伊勢鉄道)間で運転するなど、臨時特急・急行を計130本運転する。

■JR北海道
今年で運行開始25年となる『くしろ湿原ノロッコ号』や『富良野・美瑛ノロッコ号』、札幌~旭川間の特急『旭山動物園号』など、夏期から継続して運転される列車を中心に計338本の臨時列車が設定されている。本年度での運行休止が報じられている、C11形蒸気機関車牽引で札幌~蘭越間を走る『SLニセコ号』も、9月に引き続いて10月4日~11月3日の土曜・休日に運転される。

■JR四国
秋季の3連休期間中、予讃線の特急『しおかぜ』を岡山駅発着に変更。通常行っている高松~松山・宇和島間の特急『いしづち』との併結は行わず、『いしづち』は上りが宇多津~高松間、下りが高松~多度津間の運転となる。このほか、観光客向けのトロッコ列車『瀬戸大橋アンパンマントロッコ号』や『しまんトロッコ号』『大歩危トロッコ号』『大歩危妖怪トロッコ号』の運転などを行う。

■JR九州
期間内に九州新幹線で『さくら』131本をはじめ計220本、在来線特急は『ハウステンボス』332本など計469本増発し、60本で増結を行う。臨時の特急『にちりん』の一部は、国鉄色の485系電車で運転する。
《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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