フォード・ジャパンは5月31日より、コンパクトSUVの『エコスポーツ』を発売する。価格は246万円。
「コンパクトSUVが続々と発表されている昨今、フォードのグローバルプロダクトのラインナップにも、エコスポーツが加わったので、日本でも確実にポテンシャルを発揮出来ると考え導入した」とは、フォード・ジャパンマーケティング部の佐藤健さんの弁。
その結果、「SUVはフォードの強みであり、『エクスプローラー』(400から500万円台)、『クーガ』(300万円台)、エコスポーツ(200万円台)と幅広いラインナップになった」という。
販売台数は、「年間1000台程度は売らないと、新型車を導入した意義がないだろう。フォード・ジャパンでは現在、エクスプローラーが年間1500台程度、次いでフィエスタなので、それに続く3本柱という位置付けにしたい」と話す。
ターゲットユーザーは3つ考えており、メインは、輸入小型車に乗っているユーザー層からの代替えだが、それ以外では「以前200万円台で販売していたSUVの『エスケープ』を、いまだに気に入って乗り続けているユーザーも視野に入れている」と述べる。
もうひとつは、「日本市場のBセグメントSUVの傾向として、ダウンサイジングしたが普通のハッチバックは嫌だという40から50代のユーザーがいるようなので、そこにアピール出来ればと考えている」と説明。
現在日本市場においては、輸入車BセグメントSUVの導入が進んでいるが、「その中でもエコスポーツは“きちんと使えるSUV”がアピールポイントだ。具体的には、アプローチ・デパーチャーアングルや、車高を上げているので、悪路走破性も高く、ユーティリティ面でも、カーゴルームなどに汚れたものでも積めるようにデザインされている点など。各種の収納も多く設けることで、“がんがん”使い倒してもらえるようなイメージに仕上がっている」と語った。