鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドは4月12日、7月24日から27日に開催される「2014 FIM世界耐久選手権シリーズ“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第37回大会」、通称“8耐”の記者発表会を鈴鹿サーキットで行った。
会場ステージには、今年60周年を迎えたヨシムラジャパンからLegend of ヨシムラスズキシェルアドバンスレーシングチームとして、ケビン・シュワンツと28年ぶりにコンビを組む往年の名ライダー、辻本聡選手。そして昨年2位に入り、今年はもう一台のヨシムラスズキを走らせる若手の津田拓也選手が登場した。
先日、ヨシムラから8耐への参戦が電撃発表された辻本聡選手は「もう不安でいっぱいです(笑)。(8耐への参戦は)12年前に、まだその頃は42歳だったんですが、チーム・イワキで出た時以来です。まだ4気筒マシンの排気量がナナハン(750cc)だった頃ですが、今は1000ccですし、タイヤも進歩して性能が上がり、ラップタイムも変わらないか、上がっているという状況です。でも、参戦が決まってからはトレーニングもしていて、負けず嫌いなところも出てきたので、自分としてはレースを楽しみにしています。(1986年に8耐でコンビを組み、3位に入った)ケビンとは、2年くらい前に、また一緒に走りたいねという話をしていました。まだ、もう一人(第3ライダー)は決まっていませんが、最後まで諦めないという、ヨシムラのおやっさんからの言葉を胸に走りたい。自分としても、人生の中で最後の大きな戦いになると思う」と決意を語った。
昨年2位だった津田選手は「やっぱり2位よりは1位がいい。去年はどうしてもそのへんが悔しかった。今年はチーム一丸となって、優勝を絶対取りに行きたい。去年はトップチームで走るのが初めてで、不安でいっぱいのままシーズンが始まったのですが、今年は最初からチームと積極的にコミュニケーションが取れていて、バイクもすごくいい感じになっています。メンバーが凄すぎるだけに、僕の名前がヨシムラ60周年の歴史から消されないように頑張りたいです(笑)」と語った。津田選手はジョシュ・ウォーターズとコンビを組むが、こちらも第3ライダーは未発表だ。