【日産 セレナ 試乗】安全性を格段にアップし燃費も向上…諸星陽一

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日産・セレナ
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ミニバンナンバー1の販売台数を誇る『セレナ』が2013年の12月にビッグマイナーチェンジを受けた。

今回のマイナーチェンジの最大のポイントは安全装備の充実。衝突回避のエマージェンシーブレーキと車線逸脱警報のLDWが、20Sを除く全グレードに標準装備された。エマージェンシーブレーキのテストはできなかったが、LDWはその効果を確認できた。車線をずれるとメーターパネル内の警告灯が点滅するとともにアラーム音が鳴り、車線をはみ出しそうになっていることを警告する。ボーッとして運転しているときなどには安全性を高める

国産車のLDWはアラーム音で警告するタイプが多いが、輸入車のなかにはステアリングを振動させて警告するものもある。アラーム音だと同乗者にも聞こえてしまい、不安を感じさせることもあるので、警告はステアリングを振動させるもののほうがいい。

また、移動物検知機能つきのアラウンドビューモニターや踏み間違い衝突防止アシスト、ふらつき警報の3つをセットとしたアドバンスドセーフティ パッケージとして用意するなど安全装備の充実を図っている。日本人の安全装備に対する意識は非常に高まってきているが、とりわけ家族で乗るクルマに対してはその意識が高く、セレナはその要望にしっかりと応えてくれるクルマだ。

燃費向上が行われたことによるドライブフィールの変化は微小だが、全体としてさまざまな部分のフリクションが減っている印象で、スッキリとした走りができる。アイドリングストップからのエンジン再始動も静かで、アイドリングストップを意識させないのもいいところ。もともと素直で扱いやすいセレナが今回の熟成でさらに魅力を増し、ファミリービークルとしての価値を高めたと言える。

パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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