欧州ビジネス評議会(AEB)は10月8日、9月のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、24万6895台。前年同月比は5%減と、7か月連続で前年実績を下回った。
ブランド別トップは引き続き、ロシア自動車大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」。9月は4万0011台を売り上げたものの、前年同月比は20%減と、7か月連続で前年実績を割り込む。販売の主力は『Granta』で、前年同月比5%増の1万4743台。
2位は、韓国ヒュンダイモーター傘下のキアモーターズ。1万8004台を販売し、前年同月比は9%増と、2か月連続で増加した。コンパクトカーの新型『リオ』が、前年同月比9%増の8632台と、2か月連続で増加。
8月の4位から、9月は3位に上昇したルノー。9月は、前年同月比23%増の1万7254台と、3か月連続のプラス。新型を投入した『ダスター』が、前年同月比35%増の6815台と大きく伸びた。
ヒュンダイモーターは8月の5位から、9月は4位へ。その販売台数は1万7171台で、前年同月比は13%増と、4か月連続で前年実績を上回った。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が、前年同月比17%増の1万0676台と、5か月連続で増加。
8月の3位から、9月は5位に後退したのが、GMのシボレー。その販売台数は1万6071台にとどまり、前年同月比は13%減と10か月連続の前年割れ。SUVの『ニーバ』が11%減の4512台と、5か月連続のマイナス。小型セダンの『クルーズ』は、0.4%減の5070台と3か月ぶりに減少。
日産は8月の8位から、9月は6位に順位を上げた。9月は1万5002台を販売し、前年同月比は10%増と回復。『キャシュカイ』(日本名:『デュアリス』)が、前年同月比30%増の3807台と牽引役を果たす。
7位のトヨタは、1万3715台を販売。前年同月比は8%増と、2か月ぶりの前年実績超え。『RAV4』が55%増の3050台と、引き続き好調。『カムリ』は前年同月比3%減の2860台と、2か月連続のマイナス。
8位のフォルクスワーゲンは、1万3615台を販売。前年同月比は3%減と、7か月連続で前年実績を下回った。主力の『ポロ』が6160台を売り上げ、前年同月比は1%増と、3か月連続で前年実績を上回っている。