日産自動車は9月10日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー13において、『e-NV200』のスペイン・バルセロナ市タクシー仕様車を初公開した。
e-NV200は日産の小型商用車、『NV200』(日本名:『NV200バネット』)のEV版。『リーフ』に続く日産の市販EV第二弾で、ビジネスユーザーやファミリー向けに開発。フレキシブルでゆったりとした室内空間を備えているのが特徴。
EVパワートレインは、リーフと基本的に共通。モーターは最大出力109ps、最大トルク28.6kgmを引き出す。二次電池は、48個のコンパクトなバッテリーモジュールで構成されるリチウムイオンバッテリー。
日産は2014年半ばから、スペインのバルセロナ工場において、e-NV200の生産を開始する計画。それに合わせて、日産はバルセロナ市との間で、e-NV200を同市のタクシーとして導入する契約を締結した。同時に、急速充電インフラの「CHAdeMO」も、バルセロナ市内に設置する計画。
日産自動車のカルロス・ゴーン社長は、「e-NV200をタクシーとして導入するバルセロナ市の決断を歓迎したい。e-NV200はゼロエミッションタクシーという革新的な商品」とコメントしている。