フランスの自動車大手、プジョーは8月27日、『308 Rコンセプト』の概要を明らかにした。実車は9月、ドイツで開催されるフランクフルトモーターショー13で初公開される。
同車は、プジョーの主力Cセグメントハッチバック、『308』の高性能モデルを提案したコンセプトカー。プジョーの高性能部門、プジョースポールが、内外装からメカニズム面まで、308をスポーティに仕立てている。
ハイライトは、エンジン。プジョー『RCZ』の最強グレード、「RCZ R」から移植された1.6リットル直列4気筒ガソリンターボは、最大出力270ps、最大トルク33.6kgmを発生する。リッター当たりの出力は、ほぼ170ps。それでいて、CO2排出量145g/kmと、環境性能は良好。トランスミッションは6速MT。
車高は26mmダウンし、235/35R19サイズのワイドタイヤを装着。アルコン製のブレーキディスク径は、フロント380mm、リア323mm。フロントには、トルセンLSDが組み込まれた。
外観は、赤を基本に黒を配したツートンボディカラーが特徴。専用のエアロパーツやフルLEDヘッドランプも採用する。「プジョーi-コクピット」と命名された運転席周辺は、小径ステアリングホイールなどにより、理想的なドライビングポジションを生み出すとしている。