プジョー 208 T16パイクスピーク、スペック公表…3.2 V6ツインターボは875ps

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プジョー 208 T16 パイクスピーク
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フランスの自動車大手、プジョーが6月末、米国コロラド州で開催されるパイクスピーク国際ヒルクライムに実戦投入するプジョー『208 T16 パイクスピーク』。同車のスペックが判明した。

208 T16 パイクスピークは、プジョー『208』をベースに、プジョースポールがパイクスピーク用に開発したレーシングカー。プジョーは2013年の同レースの最高峰、改造無制限クラスに、この208 T16パイクスピークでエントリー。ドライバーには、WRC(世界ラリー選手権)の王者、セバスチャン・ローブ選手を起用する。

外観は、大型リアウイングやディフューザー、フロントスポイラーなどを追加し、エアロダイナミクス性能を向上。カーボンファイバー製ボディは、前後のフェンダーが大きく拡幅された。

プジョーは4月23日、208 T16パイクスピークのスペックを公表。搭載エンジンは、3.2リットルV型6気筒ツインターボで、最大出力875ps、最大トルク90kgmを発生。トランスミッションはパドルシフトの6速シーケンシャル。0-100km/h加速1.8秒、最高速240km/hの性能を備える。

パイクスピーク国際ヒルクライムは、米国コロラドスプリングスで、1916年から開催されており、世界で最も有名なヒルクライムレース。競技は全長20kmのコースを一気に駆け上がり、タイムを競う。標高はスタート地点が2800mで、ゴール地点が4300m。標高差1500m、コーナー数156、ゴール付近では標高の高さに起因する酸素不足により、パワーが約30%ダウンするという過酷なモータースポーツ。

プジョーは1988-1989年、パイクスピーク国際ヒルクライムに参戦し、勝利を挙げた。プジョーにとっては、24年ぶりの同レース復帰となる。

《森脇稔》

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