英国の高級車メーカー、ロールスロイスは4月18日、中国で4月20日に開幕する上海モーターショー13において、『ゴースト・アルピーヌトライアル・センテナリーエディション』を初公開すると発表した。
同車は、ロールスロイス『ゴースト』をベースにした特別モデル。1913年6月、オーストリア・アルプスで開催されたトライアルレースに、4台のロールスロイス『シルバーゴースト』が参戦してから、100周年を迎えるのを記念して発売される。同レースは当時、最も過酷な自動車耐久テストの場と言われた。
ボディカラーは当時のシルバーゴーストをモチーフに、専用のブルーで塗装。ボンネットのシルバーとのコントラストを強調する。アルミホイールやフロントグリルは、ブラックで仕上げた。ロールスロイスによると、フロントグリルを塗装したのは、現行のロールスロイスでは初めてという。
室内の特別装備が、ダッシュボードの専用時計。これはラリーステージでの時間計測を連想させるもの。また、後席用のピクニックテーブルなどには、当時のトライアルレースのアルプス越えルートの地図を配した。もちろん、インテリアには厳選されたウッド&レザーを使い、ロールスロイスならではのクラフトマンシップを表現している。