2012年のVWグループ世界販売、11.2%増の907万台…初の900万台超え

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VW パサート(北米仕様)
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  • フォルクスワーゲン パサート(北米仕様)
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欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは1月14日、2012年の世界新車販売の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダを含むグループ全体の総販売台数は、907万台と初の900万台超え。前年比は11.2%増と2桁増を達成した。

市場別では、単一国としては最大市場の中国(香港を含む)が、前年比24.5%増の281万台と、大きく増加。中国を含めたアジア太平洋地域では、23.3%増の317万台と、初めて300万台を突破する。

また北米は、前年比26.2%増の84万1500台。このうち米国は、34.2%増の59万6100台と大きく伸びた。これは、北米専用セダンの新型『パサート』の人気による部分が大きい。

また欧州は、信用不安の影響で、前年比0.3%減の367万台と後退。このうち、西欧(ドイツを除く)は、6.5%減の185万台にとどまった。一方、地元のドイツは1.9%増の118万台と前年実績を超えている。

ブランド別では、フォルクスワーゲン乗用車部門が前年比12.7%増の574万台。アウディは11.7%増の146万台、シュコダは6.8%増の93万9200台だ。しかし、セアトは8.3%減の32万1000台と落ち込む。

なおフォルクスワーゲングループの2012年単月の世界新車販売は、78万4300台。前年同月比は20.7%増と、3か月連続で2桁増を記録している。

《森脇稔》

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