1966年に発売された02シリーズに端を発する、BMWの小型サルーンが『3シリーズ』。欧州Dセグメントのベンチマークとして、メルセデス『Cクラス』やアウディ『A4』と長年にわたりしのぎを削ってきた。「F30」のコードネームで呼ばれる6代目3シリーズは、2011年10月に発表、2012年4月より国内販売が開始された。
ボディサイズは従来型からさらに一回り拡大して4625×1800×1440mmとなり、もはやコンパクトとは言えないサイズにまで拡大したが、重量は1500kg(320i)と従来型とほぼ同等に抑えた。
日本市場には、ガソリンモデル2機種(「328i」/「320i」)に加えてクリーンディーゼル(「320d BluePerformance」)、さらにハイブリッド(「ActiveHybrid 3」)もラインナップ。BMWのお家芸とも言われる伝統の直列6気筒ガソリンエンジン搭載モデルは、EUで「335i」があるものの、日本国内では最上級のハイブリッドモデルのみとなっている。
セダンとサルーンは矢継ぎ早にモデル展開しているが、クーペやハイパフォーマンスモデルの『M3』の登場も控えており、3シリーズの話題はまだまだ尽きそうにない。