フォードの5.8リットルV8、最大出力662ps…米10ベストエンジン受賞

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フォード・マスタングの2013年モデルに設定されるシェルビーGT500
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  • 新型フォード フォーカスST
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米国自動車大手、フォードモーターは12月12日、『ワーズオートワールド』誌が主催する「10ベストエンジン2013」賞を、同社の2エンジンが受賞したと発表した。

10ベストエンジンは1995年から開催。自動車のエンジン性能に着目して優秀な10台を選ぶ。エンジンのエンターテインメント性や環境性能に的を絞って、同誌の編集者6名が10機種のエンジンを決定する賞である。

選考条件は、2013年3月まで米国市場で継続して販売されること。また、車両価格は5万5000ドル(約460万円)以下。フェラーリやランボルギーニ、日産『GT-R』やシボレー『コルベットZR1』などのスーパーカーは、選考の対象とならない。

今回の10ベストエンジンには、フォードモーターから、2つのガソリンエンジンが選出。注目すべきは、『マスタング』の最強グレード、『シェルビーGT500』用の5.8リットルV型8気筒ガソリンエンジンの受賞である。

この5.8リットルV8は、最大出力662psを発生。フォードモーターによると、量産エンジンとしては世界で最もパワフルなV8エンジンだという。

それでいて、米国EPA(環境保護局)燃費は、市街地が6.4km/リットル、高速が10.2km/リットル。フォードモーターは、「燃費の悪い車に課せられるガスガズラー税の対象外」と胸を張る。

もう1台の受賞は、『フォーカスST』用の2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「エコブースト」。最大出力は252ps、最大トルクは37.3kgmを引き出す。今回の10ベストエンジンでは、フォードモーターの高性能エンジン2基が栄冠を手にしている。

《森脇稔》

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