フォルクスワーゲングループは12月14日、11月の世界新車販売の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダを含むグループ全体の総販売台数は、79万4500台。前年同月比は11.7%増と、2か月連続の2桁増となった。
2012年1-11月実績は、前年同期比10.4%増の829万台と、初の800万台超え。市場別では、単一国としては最大市場の中国(香港を含む)が、前年同期比20.2%増の253万台と好調。中国を含めたアジア太平洋地域では、19.5%増の286万台を販売する。
また北米は、前年同期比26.1%増の75万7300台。このうち米国は、33.9%増の53万4000台と大きく伸びた。これは、北米専用セダンの新型『パサート』の人気による部分が大きい。
また欧州は、前年同期比0.7%増の340万台と微増。このうち、西欧(ドイツを除く)は信用不安の影響で、6%減の171万台にとどまった。一方、地元のドイツは3.4%増の110万台と前年実績を超えている。
ブランド別では、フォルクスワーゲン乗用車部門が前年同期比11.2%増の522万台。アウディは12.7%増の134万台、シュコダは6.9%増の87万3000台と好調を維持する。しかし、セアトは8.2%減の29万3800台と落ち込む。