ルノー・ジャポンは11月15日、『トゥインゴR.S.レッドブル・レーシングRB7』と『メガーヌR.S.レッドブル・レーシングRB7』の発売を開始した。各30台の限定モデルである。価格はそれぞれ235万円と、429万円で全国17店舗のルノー・スポールスペシャリストディーラーのみでの販売となる。
同社代表取締役の大極司氏は、「どうやってF1の息吹、熱さを市販車に盛り込んで、そしてユーザーに感じてもらうようにするかは本当に難しいところです。各社頭を抱えています」という。しかしルノーは、「レッドブルレーシングバージョンという形で、クルマとして出せたというのは本当に私自身としても喜んでいます」と述べる。
そして、「F1の世界ではフェラーリとルノーは両巨頭です。しかもルノーが常にフェラーリを凌駕しているのです。昨年もチーム・コンストラクター部門、ドライバー部門で優勝しています」
ただし、こういったイメージは、日本にはあまり伝わっていないと大極氏は話す。そこで、「ルノーはこのようなメーカーであるということを、きちんと伝えたいのです。そして、100年ものモータースポーツの歴史を持ち、その技術をちゃんと市販車に盛り込んでいる、そういったクルマを日本のユーザーにも楽しんでもらいたいという使命感を持って(今後も)取り組んでいきます」と意気込みを語った。