トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は10月30日、ラスベガスで開幕するSEMAショー12において、『プリウスClint Bowyerエディション』を初公開する。
同車は市販のプリウスをベースに、米国で人気のモータースポーツ、NASCARに参戦中のレーシングドライバー、Clint Bowyer(クリント・ボウヤー)選手が提案するカスタマイズが施された1台。同選手は、NASCARスプリントカップにデビュー以来、3シーズン目を戦っており、現在ポイントランキング4位につけている。
カスタマイズのコンセプトは、「ウルトラハイテク」。ハイブリッドパワートレインには手を加えず、未来的なプリウスを目指した。
ダッシュボードには17インチの「Windows 7」パソコンが内蔵され、後席にはASUSの12インチタブレット端末2台を装備。ドアミラーは小型のダミーデザインとなっており、後方確認は車体に取り付けられたカメラで行う。
また、JBL製の16スピーカーハイエンドオーディオも採用。レザーやスウェード、ドイツ製のカーペットなどで、インテリアのグレードアップが図られた。
足回りには、Megan Racing製のスプリングとダンパーを組み込む。クリント・ボウヤー選手は、「NASCARのスプリントカップマシンよりも車高が低い」とコメントしている。