【PHVオーナーの夏】冬から夏の半年、5000km走行でガソリン代1万7千円

エコカー EV
eConnectの月別燃費グラフ。バージョンアップで走行距離表示がついたことでとても参考になる。
  • eConnectの月別燃費グラフ。バージョンアップで走行距離表示がついたことでとても参考になる。
  • e燃費のマイページ。給油の記録が閲覧できる。他のユーザーとの比較や、その時の支払金額、ガソリン単価も記録されるので便利。
  • 毎月の電力料金グラフ。黄色が家庭全体。青がPHVへの充電。
  • 毎月の電力料金グラフ。PHVへの充電は毎月1500円程度と目測した。
  • 毎月の電力量。暖房に電気を使う冬から春にかけて電力消費が減る。逆に6月から次第に冷房の電気利用が増えている。
  • 自動車への充電電力量。家庭利用に比べると5%程度か。
  • プリウスPHVのセンターメーターでの情報提供。
  • センターメーターではEV比率を見ることができ非常に参考になる。

PHV購入後の最初の夏。7月が終了した。8月、そして9月とまだまだ夏は続くが、寒かった2月から7月にかけての走行ログを紐解きPHV利用の実態に迫りたい。

『プリウスPHV』の利用はスマートフォンを活用することで情報開示が一気に進む。2月の購入当初のアプリ「eConnect」は燃費だけの表示だったが、アプリのバージョンアップにより走行距離が表示されるようになってグッと興味深くなった。

これまではカーナビを利用してデータ表示するクルマが主流だったがプリウスPHVのeConnectはカーナビの有無にかかわらず、CAN-BTという車両を制御するネットワーク(CAN)から直接取り出した情報をBluetooth経由でスマートフォンに表示する。それだけでなく、トヨタスマートセンターというクラウドサービスにデータを保存することにより、他のプリウスPHVユーザーとの比較やランキングまで表示できるのがスマートフォン活用の面白いところだ。

eConnectとプリウスPHVのダッシュボードのデータによると、2月16日の納車から、7月31日現在までの167日間でPHVを利用した日数は111日にわたった。稼働率66%は結構高いと感じた。ガソリンの残量メータが全然減らないことでガソリン車からPHVに乗り換えてクルマを使う機会が明らかに増えている。

2月は約2週間で走行283km、燃費26.8km/リットル
3月は走行1180km、燃費27.9km/リットル
4月は走行623km、燃費63.0km/リットル
5月は走行1330km、燃費31.2km/リットル
6月は走行877km、燃費50.4km/リットル
7月は走行1192km、燃費33.8km/リットル

という結果だった。1000kmオーバーの月はゴールデンウィークの金沢ドライブ、または名古屋往復をした月だ。

走行距離が短いほどEV割合が高く、したがって燃費も良い。トータルの燃費は32.9km/リットルで、全走行距離に対するEV比率は34%となった。

ガソリン給油は納車後の2月18日に満タン給油して以降7月23日まで計6回の満タン給油を行い、合計給油量は208.5リットルで1万7032円の代金を支払っている。一方、電気はH2Vマネージャーのスマートフォンアプリの電力量グラフ、電気料金グラフではおおよその電力量、電気料金がわかる。電力量で毎月50kWh前後、電気料金で毎月1500円前後の利用がわが家の目安だろう。

《三浦和也》

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