日本と米国を中心に、販売を伸ばしているトヨタのハイブリッド車、『プリウス』。同車の2012年第1四半期(1‐3月)世界販売が、車名別で第3位に浮上したことが分かった。
これは29日、『オートモーティブニュース』が報じたもの。同メディアが独自に、2012年第1四半期の車名別世界新車販売台数を集計。その結果、ベスト3は、トヨタ『カローラ』30万0800台、フォード『フォーカス』27万7000台、トヨタ プリウス24万7230台となり、プリウスが初めて第3位に入ったのだ。
同メディアによると、2012年第1四半期のプリウスの世界販売の伸びは、前年同期比2倍以上。これは、東日本大震災後の減産を完全に解消し、供給がスムーズになったのと、ワゴンタイプの『プリウスv』(日本名:『プリウスα』)や、コンパクトな『プリウスc』(日本名:『アクア』)を追加投入した効果が大きいという。
初代トヨタ プリウスの発売は、1997年末。それから約15年。ハイブリッド車は市民権を得るばかりか、いまや新車販売の主流といえる。