富士重工は23日、中国で開幕した北京モーターショー12(オートチャイナ12)において、中国向けスバル『レガシィ』(日本名:『レガシィB4』)の2013年モデルを初公開した。すでにスバルは4月上旬、米国で開催されたニューヨークモーターショー12において、レガシィの2013年モデルをワールドプレミア。中国向けのレガシィは、北米仕様とは異なるデザインが与えられる。デザインのテーマは、「もっとスポーティでシャープなレガシィセダンらしさ」。中国の顧客の嗜好に合わせたデザイン変更を施した。フロント周りでは、グリルとヘッドライトが新デザイン。車高は約60mm引き上げられ、前後バンパー、サイドスポイラーなどを中国専用に新設計した。スバルによると、ボディの厚みを増し、力強く存在感を高めるのが狙いだという。サイドシルスポイラーやリアバンパーには、クロムモールが追加され、高級感を表現する。また、前後フェンダーはワイド化され、全幅は40mm拡大。ホイールアーチ周辺のボリューム感をいっそう強調したデザインとした。アルミホイールは、18インチの大型サイズだ。メカニズム面は、北米仕様の2013年モデルに準じる。新世代ボクサーエンジンと第2世代の「リニアトロニック」CVTを採用。中低速トルクを向上するとともに、燃費性能も高められた。サスペンションは刷新。ダンパーとスプリングレートの設定変更、クレードルフレームや車体骨格の補強などにより、操縦安定性のさらなる向上を図った。スバルは、「しっかり感と滑らかさを併せ持つレガシィらしい乗り味、優れた直進安定性と思い通りに曲がる運転する楽しさを実現するのが狙い」と説明している。
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