ダイムラーは16日、オランダ・アムステルダムで開幕した商用車ショー、RAIにおいて、メルセデスベンツの新型商用車、『CITAN』を初公開した。
CITANは、メルセデスベンツの新世代LCV(軽商用車)として誕生。ダイムラーとルノーの提携効果を生かし、ルノーのLCV、『カングー』をベースに開発されたのが最大の特徴だ。
カングーとの違いとして指摘できるのは、フロントマスク。スリーポインテッドスターを配したグリルやヘッドランプはCITANの専用デザインとなっており、メルセデス車の一員と主張している。
ラインナップは、カングーに準じる。ホイールベースや全長の違いによって、「コンパクト」、「ロング」、「エクストラロング」の3種類を設定。ボディの種類はパネルバンを基本に、商用ユースに対応した各種モデルを用意する。
エンジンは、ガソリンとディーゼル。メルセデスベンツの環境技術、「ブルーエフィシエンシー」がガソリンエンジンに標準、ディーゼルエンジンにオプション設定された。ブルーエフィシエンシーは、アイドリングストップや低転がり抵抗タイヤなどがセットされたパッケージだ。
CITANは2012年秋、欧州市場などで発売される予定となっている。