日産の高性能車『GT-R』。「“ビューティフル”な車ではないが、非常に日本的で説得力のあるデザインだと思う」と、日産のデザインを統括する中村史郎チーフクリエイティブオフィサーはGT-Rについて振り返った。これは、中村氏が3月に出版した著書『ニホンのクルマのカタチの話』(毎日新聞社)を執筆した意図やカーデザインに対する考え方についてコメントしたもので、そのインタビュー映像が動画共有サイトで公開されている。中村氏の日産での活動は、2000年の日産デザイン部長に就任から2011年で11年目、これまでに100車種以上の車のデザインを手がけてきた。「GT-Rは、どの世界の高性能車も負けない性能を持っていて、デザインもユニークで日本独自のデザインであることを世界中に示したかった」と、これまでの活動の中でお気に入りの一台であることを明かしている。また、インタビューでは「グローバル市場の増加に伴い、10年前と比較してデザインはどのように変わったのか?」との質問が出された。中村氏は、「今は一つの車を世界中で売っていこうということになっていて、これはブランドやビジネスにとって必要なことだと思います」。「一つの市場で100%の人達に受け入れられることは不可能で、世界中を見て共通のライフスタイルを持つ人達のことを考えながらデザインしていくことが、大きく変わったところだと思います」とコメントしている。
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