本田技研工業(ホンダ)は17日、オートバイ『スーパーカブ110MD』(郵政専用車両)、「110PRO」2車種の前輪用ブレーキケーブルに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2009年9月28日~11年4月19日に製作された3万533台。
前輪ブレーキケーブルエンドのカバー材質が不適切なため、坂道などの駐停車時に使用するパーキングレバーの操作を繰り返し行うとインナワイヤが切損し、前輪ブレーキが効かなくなるおそれがある。
全車両、前輪用ブレーキケーブル一式を対策品と交換する。
不具合発生件数は13件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。