スズキ、燃料電池四輪車も英ベンチャーと共同開発を検討

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青山市三常務役員(9日)
  • 青山市三常務役員(9日)
  • インテリジェントエナジー製の燃料電池ユニット
  • 鈴木修会長と燃料電池スクーター

スズキは、燃料電池四輪車の開発を、二輪車と同様に英国の燃料電池システムベンチャー企業であるインテリジェント・エナジー社と共同で進める方針だ。スズキの青山市三常務役員が9日、都内で一部報道陣に対し明らかにした。

スズキはインテリジェント・エナジー社製の空冷式燃料電池システムを搭載したスクーターが世界で初めて欧州統一型式認証(WVAT)を取得したと9日発表した。青山常務役員は「我々の能力や人的なリソースも限られている」とした上で、「この空冷式で四輪車もできないか研究を開始しようとしている」と述べた。

燃料電池スクーターでは外気に触れやすい二輪車の特性を生かし空冷式の燃料電池システムを採用した。しかし青山常務役員は「空冷式を四輪車に採用するには課題は残る」とも指摘している。

青山常務役員は「インテリジェント・エナジーは水冷式もやっているので、共同開発の中では色んなことを視野に入れられると思っている」との見通しを示した。

《小松哲也》

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