欧州ホンダは26日、3月1日に開幕するジュネーブモーターショーに、『アコード』の2011年モデルを出品すると発表した。
2011年モデルは、引き続きセダンとステーションワゴンの『アコードツアラー』を設定。外観はヘッドランプやバンパーのデザインを改め、新鮮さをアピールする。フロントグリルも新デザインとなり、クロームの縁取りが強調されている。
インテリアは、シートやドアトリムの素材変更により、質感がアップ。NVH性能の改善にも取り組んだ。スポーティな「タイプS」グレードには、ブラック基調のハーフレザーシートが採用された。
環境性能の向上も実現した。欧州向けに用意される2.2リットル直列4気筒ターボディーゼル「i-DTEC」は、フリクション低減により、9〜11g/km、CO2排出量を改善。エアロダイナミクス性能の見直しや低転がり抵抗タイヤの採用で、燃費性能も引き上げられている。
日本のエンジニアがドイツや英国と連携して、足回りを再チューンしている。ホンダによると、とくに高速域でのスタビリティや、荒れた路面での乗り心地向上が図られているという。
2011年モデルのアコードは、3月1日に開幕するジュネーブモーターショーでワールドプレミアされた後、欧州では今春から販売を開始する。日本仕様にも、同様の改良が加えられると見られる。