おもちゃの世界も環境に配慮する時代に突入---。そんな思いを強く抱かせたのがタカラトミーのブースだ。そのための専用コーナーを設け、しきりに環境に優しいおもちゃをPRしていた。
なかでも目を引いたのが乾電池がいらない『プラレール』。電車の天井にソーラーパネルが埋め込まれ、それを電力源にして動くようになっている。「窓際で4時間、太陽光を当ててもらえれば、フル充電状態になり、それで8時間動かすことができます」と担当者は説明する。消費電力も従来のプラレールに比べて、約4分の1という省エネ。
来場者の関心も非常に高く、多くの人から「いつ発売するのか」と聞かれたそうだ。しかし、発売時期と価格について、いまのところまだ未定とのこと。「さらにいろいろな研究開発を進め、リチウムイオン電池のコストが下がり次第、できるだけ早い段階で投入していきたい」 と担当者は話していた。