ランドローバーは1日、英国で新型車の『レンジローバーエヴォーク』(EVOQUE)を初公開した。レンジローバー史上、最も小型軽量で燃費性能に優れるモデルを標榜する。エヴォークは、2008年1月のデトロイトモーターショーで披露された『LRXコンセプト』の市販バージョン。市販にあたって、同社のフラッグシップモデル、レンジローバーの名を冠することが決定した。エヴォークは、クーペのようなスタイリングが特徴の小型SUV。駆動方式は伝統の4WDに加えて、ブランド初のFFを用意した。FF仕様のCO2排出量は130g/km以下と、高い環境性能を実現する。ボディサイズやエンジンなど、エヴォークの詳細は、現時点では未公表。新型は英国マージーサイド州ヘイルウッド工場で生産され、世界160か国以上で販売される。エヴォークの生産により、同工場では約1000名の新規雇用が創出される。公表されたエヴォークの写真を見ると、LRXコンセプトから受け継いだクーペライクな3ドアフォルムが確認できる。また、3ドアだけでなく5ドアも設定されるという。新型エヴォークは、9月30日に開幕するパリモーターショーで正式発表。欧州では2011年夏から販売がスタートする。ランドローバーのフィル・ポファム常務は、「新型エヴォークは、当社の成長戦略に欠かせないモデル。レンジローバーに新しい顧客を呼び込むだろう」と語っている。
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