[動画]BMW 5シリーズツーリング 新型…磨き込まれた機能と走り

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5シリーズツーリングのPR映像
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BMWは13日、新型『5シリーズツーリング』を発表した。動画共有サイトでは、新型の特徴を紹介したPR映像が公開されている。

4代目となる新型は、BMWの企業精神、「エフィシエントダイナミクス」(より少ないエネルギーで、より高い性能を)にいっそうの磨きをかけ、運動性能と環境性能を追求。ラゲッジスペースをはじめ、室内の使い勝手も大きく引き上げられている。

ラゲッジルームは機能性がアップ。リアゲートは、ルーフ側に開閉ヒンジを組み込むことで、ワイドな開口部を実現した。後席シートバックは、セダンでは40対60の2分割式だが、ツーリングでは40対20対40の3分割式を採用。シートバックは7段階、最大11度のリクライニングが可能だ。

荷室容量は、リアシートが通常状態で560リットル(VDA計測法)。後席を倒すと最大1670リットルへ拡大する。リアゲートの開閉に連動して自動的に巻き取られるトノカバー、積載量に関係なく車高を一定に保つセルフレベリング機能付きのリアエアサスペンションは、ツーリング専用装備。最大積載量は650kgを確保した。従来どおり、ガラスハッチだけの開閉も可能だ。

エクステリアは、フロントからBピラーまでが、2009年11月に発表された新型『5シリーズセダン』と共通。Bピラーから後方を、ツーリング専用設計とした。ボディサイズは、全長4907×全幅1860×全高1462mm、ホイールベース2968mm。新型5シリーズセダン(全長4899×全幅1860×全高1464mm、ホイールベース2968mm)と比較すると、全長は8mmだけ伸ばされている。BMWによると、セダンと共通の2968mmのホイールベースは、クラス最長だという。

ハンドリングに関しては、前後重量バランスをほぼ50対50にまとめるとともに、クラス初の電動パワーステアリングを採用。4世代目となる「iドライブ」には、短縮ボタンとお気に入りボタンを追加し、モニターも大型化されている。

エンジンはガソリン2、ディーゼル2の合計4ユニット。トランスミッションは、6速MTと8速ATの2種類を用意する。排出ガス性能は、全エンジンがユーロ5に適合。BMW独自の「エフィシエントダイナミクス」思想も導入されており、全車にブレーキエネルギー回生システム、オンデマンド制御のエアコンコンプレッサー、低転がり抵抗タイヤ、シフトアップインジケーター(6速MT車)などが採用された。

ガソリンの「535i」は、直噴3.0リットル直列6気筒シングルターボ(ツインスクロールタイプ)。高精度ダイレクトインジェクションと「バルブトロニック」の組み合わせにより、306ps/5800rpmの最大出力と40.8kgm/1200 - 5000rpmの最大トルクを引き出す。0 - 100km/h加速は6 - 6.1秒、最高速は250km/h(リミッター作動)の実力だ。欧州複合モード燃費は11.63 - 11.76km/リットル、CO2排出量は197‐201g/kmとなる。

ガソリンの「523i」は、直噴3.0リットル直列6気筒の希薄燃焼(リーンバーン)エンジンを搭載。スペックは204ps/6100rpm、27.5kgm/1500 - 4250rpmとなる。0 - 100km/h加速は8.2 - 8.4秒、最高速は227 - 231km/h、欧州複合モード燃費は12.66 - 12.82km/リットル、CO2排出量は182 - 185g/kmだ。

新型5シリーズツーリングは、欧州では9月に販売開始。日本への導入も確実と思われる。新型の機能性の高さと走りの良さを紹介した映像は、動画共有サイトで見ることができる。

《森脇稔》

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