全体相場は4日ぶりに反落。円相場が1ドル=90円台後半に弱含んだことで輸出関連株の一角が買われて始まったが、その後一転して売りがかさんだ。もっとも、引けにかけて買い戻しが入り、平均株価は前日比48円安の1万355円で取引を終えた。
市場心理を冷やしたのが、トヨタ自動車の下げ。『プリウス』のブレーキ“不具合”で売りが膨らみ、120円安の3280円と大幅続落。
その一方で2010年3月期業績を大幅上方修正したホンダが80円高の3220円と買われ、一時トヨタの株価を逆転した。他に上げた銘柄は、8円高の763円と続伸した日産自動車のみ。総じて軟調な動きとなった。