【レクサス LS バージョンSZ 試乗】能ある鷹的なクールな走り…島崎七生人

試乗記 国産車
LS460 バージョンSZ
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登場から3年余が経過。“買い替え需要”も想定しての、今回のレクサス『LS』のマイチェン。その中で「LS460」に新設定の「バージョンSZ・Iパッケージ」は、爪を隠した能ある鷹的なクールな走りが印象に残った。 

BBS社製19インチホイール&タイヤを履く外観は、控えめなエアロパーツを装着。ダーク色のグリルパターンも他のLSとの識別点だ。派手な主張はあくまで控えめなのがLSらしい。

室内はブラック基調に、要所にサドルタンを挿し色に使った専用のコーディネーション。シートも専用でホールドがいい。スピードメーターは 280km/hまで刻まれるが、カタログには“180km/hでリミッターが効く”との注意書きが。マークレビンソンの高級オーディオ他、装備は満載だが、短時間の試乗ですべてを試すのは至難の業、ではある。

走りは実にジェントルだ。乗って、走らせた瞬間から、まるで自分の所有車のような錯覚(=一体感)が実感でき、大柄なボディだが意のままに操れる印象だった。エアサスは専用チューンだが、スポーツ側でも決して乗り心地を悪化させない。4.6リットルのV8は、相変わらず超なめらかでシャープな回転フィールを見せつける。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年より「GOLD CARトップ・ニューカー速報」の取材/執筆を皮切りにフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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