毎回モーターショーで、決められた軽のサイズの中で、いかに最大限の空間をデザインするかにコンセプトモデルで挑戦しているダイハツ。今回のモデルは『Deca Deca』(デカデカ)だ。
「大きく開くドアと低いフラットフロアがデザインの胆です」と答えるのは、ダイハツの東京スタジオの岩村卓さん。「ダイハツは、市販車でも約90度開くドアが自慢ですが、Deca Decaは135度まで大きく開き、助手席側は観音開きのセンターピラーレスです。薄型の燃料タンクをレイアウトし、フロントで高さ380mm、リアでも435mmの低床フラットフロアを実現しました」。
「インテリアは、車内での作業や大きな荷物の積載にも対応した、アレンジ自在な薄型の格納式ネットシートです。全高は1820mmですが、室内高は1400mm。今流れとしてある『ダウンサイザー』と呼ばれる、大きなサイズのクルマからの乗り換えユーザーにも使って頂けるクルマを目指しました」