【COTY09-10 選考コメント】配点のポイントは…松任谷正隆

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大賞:トヨタ プリウス(東京モーターショー09)
  • 大賞:トヨタ プリウス(東京モーターショー09)
  • 大賞:トヨタ プリウス
  • 大賞:トヨタ プリウス
  • ホンダ インサイト
  • アドバンストテクノロジー賞:三菱 i-MiEV

今回は『プリウス』と『インサイト』をどう見るか、というところが配点のポイントだった気がします。面白かったのはプリウスとインサイトを同じ点にして、『i-MiEV』を10点に入れた人たちがいたこと。ああ、これもありだなあ、と思いました。僕は普通にプリウスに10点です。『ゴルフ』に10点、というのも考えましたが、まああちらはゴルフ5のビッグマイナーチェンジとも言えるから、やっぱりプリウスだったんですね。

インサイトの点数は…ここで言うのはやめておきましょう。ちなみにその外の3賞は、テクノロジーをi-MiEVに、Funを『シロッコ』に、Valueを『アクセラ』に入れさせていただきました。一致したのはi-MiEVだけ。

でもいいんです。多数派になりたいとも思っていないから。個人的に欲しい車、ということになると、また話は全然変ってくるんですけれどね。今欲しいのはボルボ『XC60』とアルファロメオ『ミト』です。なんというか、よく出来た車、意義深い車、というよりも、どこかセクシーなんですよね。

松任谷正隆|プロデューサー/音楽家/音楽学校主催
1951年東京生まれ。慶応義塾大学文学部卒。クルマ好きが高じて、80年代の半ばから車の番組に携わるようになり、90年代の半ばから選考委員に加えていただいています。03年からはAJAJの会員でもあります。職業柄、広く、深く取材できないことから、どこか自分の能力を生かして…と考え、行き着いた先は「感性」という部分でした。実際には、音、振動、揺れ、反応速度など、自分なりの見解を積み上げてきました。個人的なCOTYの選考基準としては、まず「今現在、意義のあるクルマ」というのが第一。次に「完成度の高さ」でしょうか。ちなみに「楽しさ」は5番目くらいです。

《松任谷正隆》

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