トヨタ自動車は8日、『カローラアクシオ』、『カローラフィールダー』、『カローラルミオン』、『プレミオ/アリオン』、『オーリス』、『イスト』計7車種の無段変速機(CVT)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2007年1月11日から同年12月19日に製作された7万1319台。
無段変速機の前進用クラッチ機構で、クラッチを保持しているスナップリングの取付溝部の加工が不適切なため、急な加減速を繰り返すとスナップリングが外れ、クラッチが滑って加速不良となり、クラッチが摩耗して前進できなくなるおそれがある。
全車両、無段変速機の製造番号を確認し、該当するものは前進用クラッチ機構を良品に交換する。
不具合発生件数は204件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。